エステ経営者には絶対なるな!開業後失敗するサロンにならないために
2021年3月1日
エステ経営者には絶対なるな!
という過激なタイトルで今回はスタートしましたが、このコラムをお読みの方は
エステ経営者の方もしくはエステ経営者になりたい方がほとんどではないでしょうか?
冒頭で『エステ経営者には絶対なるな!』と書かせていただいたのには理由があります。
それはエステ経営者になるということは、なるのは簡単でもエステ経営者であり続けるのは非常に難しいということで、
しっかりと準備してポイントを抑えた上でエステ経営者になる必要があるのです。
それでは、今回はエステ経営者を目指すにあたっての大切なポイントと心構えをご紹介していきたいと思います。
目次
1.エステサロンは誰でもオープンできる
エステ経営者にはなるな!という風に書かせていただきましたが、実際エステ経営者、サロンオーナーになるのは思っているよりも非常に簡単なのです。なぜならエステサロンの開業自体は、国家資格も要らず、人によっては立地や施術場所を選ばなければ自宅やマンションの一室でも店を始めることが可能だからです。
こんな側面からエステ経営者には比較的簡単になれるのですが、本当に難しいのはエステサロンをオープンした後なのです。オープンしたあとに経営し続けられるかが経営者になるには重要で、エステオーナーになる際に、オープン前の業界や市場の動きの調査や、オープン後の計画が事前にしっかりと決めれていないというのはかなりの赤信号です。
エステ経営者になるためのチェックリストあなたはいくつ思い浮かびますか?
✔️エステ業界の市場規模は?
✔️エステティシャンの一人当たりの売上目安は?
✔️ベッドひとつあたりの売上目安は?
✔️初期投資金額(物件の家賃支払いや美容機器の購入費用等)の目安は?
✔️投資回収期間の目安は?
✔️オープンしてからの毎月の広告費(ホームページ・チラシ・SNS等)と集客目標は?
いかがでしょうか?エステサロン経営には欠かせない事項がたくさんあるのです。
全ての質問に答えられるのが理想ですが、最初からは難しいですよね。いきなり言われても思いつかない人は、こちらのエステ経営の教科書にスタートアップに必要な事項をまとめていますのでご参考になさってください。経営者になる前に、経営とは何かを知っておきましょう。
2.エステ経営者になることよりも、経営し続けることが重要
エステ経営者になるには、サロンをオープンするだけですが、難しいのはエステサロンをオープンしたあとなのです。
実際にサロンをオープンしてからは、以下のような形でエステサロンの生存率(時間の経過と廃業倒産率)は変わってくるのです。
複数あったサロンは、1年以内には約60%が姿を消し、3年後には約80%、10年後にはなんと約90%が廃業してしまいます。いかにエステ経営者になってから営業していくことが難しいか伝わったのではないでしょうか?
特に今年はコロナウイルスの影響から、現在日本の飲食、観光、美容等のサービス業は最も影響を受けて閉店に追い込まれている業種の一つです。何十年も経営しているエステサロンでも、このような事態は初めてで未曾有の危機ともいえる状態が経営には起こりうるのです。
今からオーナーになる方は、時代の流れによって自社のやり方は必ず時間の経過とともに効果が薄くなること、そしてそのために売上が良いときも、悪いときも日々変化をしなければならないことを念頭に置いて経営者になりましょう。
3.独立予定のエステオーナーが気をつけなければいけないこと
続いては、エステティシャンとして仕事をしていて、独立をしようと考えられているエステオーナーの方が気をつけなければならないことについてお伝えしたいと思います。
最も多くのエステティシャンにありがちな考え方の失敗がこの言葉です。
いい技術があればお客様が来るので大丈夫
もちろん私はこの考え自体は間違いではないと思いますが、このような昔(集客や消費者のサロンの選び方がオンラインではなかったとき)と比較して、現代は時代が大きく変わってきているというところを捉えなければなりません。
つまり、どんなに素晴らしい技術であっても、届けたいお客様に伝える行動をしなければ、その技術は無いのと同じなのです。エステティシャンは職人気質の方が多いですが、エステ経営者になるには職人的な発想から商人的な発想に変わる必要があるのです。
つまりどうすれば私自身、私のサロンが今以上にお客様に来店してもらうか、リピートしてもらうかという問いの追求が重要なのです。ですので、エステ経営者になる方は、素晴らしい技術をどうお客様に届けるのかもしっかりと考えていきましょう。
エステの集客方法を知りたいという方はこちらの最新の『エステ集客の教科書』をご覧ください。ネットや口コミを利用した集客方法や、集客にかける費用のコストの目安等を解説しています。
4.現状維持は衰退する
=エステ経営者になったあとはひたすら成長戦略を描く
そしてエステ経営者になるには、1つ重要な経営理念や経営方針の根幹の考える軸があります。
それは、エステ経営者になった後は、ひたすら毎日、毎週、毎年少しでも成長する戦略を行動するということです。エステ業界に関わらず、経営においての一つのことわざに近いものがあります。
『現状維持は衰退する』
これはどういうことかというと、経営において現状維持はあり得ないということなのです。変化をしなければ周りが変化し、客の足は遠のき、取り残され、気づけば衰退のきっかけになっているということ。
売上を一定のラインで満足したとき、人の採用に保守的になり採用活動をやめたとき、すべてはこのくらいでいいかなというところから衰退が始まります。エステサロンの経営者になるということは、売上が増え、スタッフが増え、店舗が増え、自分のできる枠が増えるという循環をどこまで大きく回せるかというところにつきます。
ぜひこれからエステ経営者になる方は意識してチャレンジしてみてください。
5.成功するエステ経営者になるには経営スキルが必要
皆さん今回もコラムのご愛読ありがとうございます。
エステ経営者になるのに必要なことが分かりましたでしょうか?
成功するサロンオーナーになるためには、経営のスキルや知識は変化に合わせて常に勉強が必要です。
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