脱毛サロンは個人経営とフランチャイズどちらが有利？それぞれの特徴と個人経営の成功ポイントも紹介
2023年6月2日
「脱毛サロンを開業するなら個人経営がいいのか、フランチャイズ経営がいいのか」
「脱毛サロンの個人経営でも成功できるのか」
脱毛サロン開業にあたって上記のような疑問がでてくるかと思います。
脱毛サロンを経営するには個人経営とフランチャイズ経営があります。それぞれのメリット・デメリットを把握することは、サロン経営するにあたりとても重要です。
本記事では、脱毛サロンの個人経営とフランチャイズ経営のメリット・デメリットを紹介します。また記事後半では脱毛サロンを個人経営で開業する際に成功させるポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
脱毛サロン個人経営とフランチャイズ経営の比較
脱毛サロン個人経営とフランチャイズ経営の比較表は以下のとおりです。
| 個人経営 | フランチャイズ経営 | |
| 自由度 | 高い | 低い |
| 報酬 | すべて自分の収入になる | ロイヤリティの支払いが必要 |
| 開業準備 | すべて自分で行う | サポートを受けられる |
| 集客 | 知名度がない状態から集客活動を行う必要がある | 知名度があるため開業直後から集客が見込める |
個人経営とフランチャイズ経営の特徴をメリット・デメリットに分けて、より詳しくみていきましょう。
脱毛個人経営のメリット
脱毛サロン個人経営のメリットは以下のとおりです。
- 理想のサロン作りができる
- 収益は自分の報酬になる
それぞれ詳しく解説します。
理想のサロン作りができる
脱毛サロンを個人経営する場合は、理想のサロン作りができます。自身がサロンオーナーになるので、サロンのコンセプトやターゲットとする客層、使用する脱毛器の種類、経営方針など、すべて自身で選択することが可能です。
すでに理想とするサロン構想がある人には、自由度が高い個人経営で開業する方法が向いているでしょう。
収益は自分の報酬になる
脱毛サロンを個人経営する場合は、収益はすべて自分の報酬になります。フランチャイズ経営の場合は、ロイヤリティを支払う義務があるので、収益がすべて自分の報酬にはなりません。
脱毛サロン個人経営のデメリット
脱毛サロン個人経営のデメリットは以下のとおりです。
- 開業準備を自分一人で行う必要がある
- 経営知識が求められる
それぞれ詳しく解説します。
開業準備を自分一人で行う必要がある
脱毛サロンを個人経営する場合は、開業準備や資金調達などすべて自身で行う必要があります。
脱毛サロンを開業するには、脱毛器を選んだり、備品を揃えたり、サロンコンセプトを考えたりとすることがたくさんあります。
また個人経営は開業費用を抑えることも可能ですが、開業するには少なくとも200万円は必要です。開業してすぐ経営も軌道にのるわけではないため、オープンから6ヶ月ほどの運営費も用意しておいたほうが安心です。
個人経営の場合、このような開業準備・資金調達を一人で行うことになるため、誰かのサポートを受けたいならフランチャイズ開業か、コンサルティングの利用をおすすめします。
経営知識が求められる
脱毛サロンを個人経営する場合は、経営知識が必要です。個人経営は知名度ゼロからのスタートになるため、集客し、リピーターになっていただくなど経営のノウハウが重要になります。サロンの経営方針や顧客の心理に沿ったサービスなどをすべて自身で決定することから、正しい経営知識があるかどうかはサロン運営に大きく左右するでしょう。
経営を成功させるためにも経営知識をきちんと身に付けておくことが大切です。
脱毛サロンフランチャイズ経営のメリット
脱毛サロンフランチャイズ経営のメリットは以下のとおりです。
- 未経験でも安心して開業できる
- 開業直後から集客が見込める
それぞれ詳しく解説します。
未経験でも安心して開業できる
脱毛サロンをフランチャイズ経営する場合は、未経験でも安心して開業できます。すでに有名な脱毛サロンの加盟店として開業するため、開業のサポートとして脱毛サロン本部の研修カリキュラムや教育を受けられます。また知名度のあるサロン名やロゴを使用できることから、新規オープンでもある程度の知名度があるところからスタートできるのも大きなメリットです。
個人で開業準備やサロン経営していくのにどうしても不安を感じる方には、フランチャイズ経営が向いているでしょう。
開業直後から集客が見込める
脱毛サロンをフランチャイズ経営する場合は、開業直後から集客が見込めます。脱毛サロンとして有名なブランド名やロゴを使用できるため、オープンするだけで多くの人の関心を集められるでしょう。
すでに名前が知られている脱毛サロンのチェーン店としてオープンできるのは、集客するうえで大きなメリットといえます。
脱毛サロンフランチャイズ経営のデメリット
脱毛サロンフランチャイズ経営のデメリットは以下のとおりです。
- ロイヤリティがかかる
- 経営の自由度が低い
それぞれ解説します。
ロイヤリティがかかる
脱毛サロンをフランチャイズ経営する場合は、ロイヤリティがかかります。
ロイヤリティとは大手脱毛サロンのブランド名やロゴを使用させてもらう代わりに支払う対価のことです。固定制もあれば、売上で変動することもあります。毎月支払う必要があるため、早めに経営を軌道にのせないと、ロイヤリティの支払いで経営が厳しくなっていく可能性も出てくるでしょう。
経営の自由度が低い
脱毛サロンをフランチャイズ経営する場合は、経営の自由度が低くなります。コンセプトや経営方針など本部の方針に従う必要があるため、コンセプトなどが自身の理想と違っていても本部の方針から逸脱しない範囲で経営しなければなりません。
そのため、ある程度理想とするサロン像がある人には窮屈に感じてしまう点もでてくるでしょう。
脱毛サロンの個人経営で知っておきたいポイント
前述の通り、脱毛サロンの個人経営を選んだ場合は、開業から経営までを自分中心で進めていく必要があります。
ここからは、脱毛サロンの個人経営を選んだ人に向けて、開業・経営に関して知っておきたいポイントを紹介します。
- 民間資格の取得を検討する
- 脱毛サロン開業に必要なものを把握する
- 資金調達が厳しいなら助成金・補助金を活用する
民間資格の取得を検討する
脱毛サロンを個人経営するなら、民間資格の取得を検討するのもよいでしょう。
脱毛サロンを開業するのに資格不要とはいえ、民間資格を持っていると有利に働くこともあります。なぜなら、資格を持たずにオープンしているサロンのなかで、差別化のひとつになるからです。
似たようなコンセプト、価格帯でどちらにしようか悩んだ顧客にとって、資格の有無が決め手になることもあり得るでしょう。
脱毛サロン開業に必要なものを把握する
脱毛サロン開業に必要なものを把握しておくことも大切です。
- 開業・運営に必要な資金
- 開業資金
- 運営資金
- 物件(店舗)
- 業務用脱毛機器・備品
- 業務用脱毛機器
- 施術時に使用するベッドやスツールなど
- タオルやシーツ、紙ショーツなどの消耗品
- レジ・クレジット決済・会計ソフトなど
脱毛サロン開業に必要なものは、業務用脱毛機器をはじめ、脱毛の施術を行う際に使用するベッドやスツールなどたくさんあります。きちんと確認しておくと準備も必要な費用の目安も分かり、資金調達もスムーズに進められるでしょう。
脱毛サロン開業に必要なものや、資金の内訳は、下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事：脱毛サロンを開業するには？必要な準備と失敗しないためのポイント
資金調達が難しいなら助成金・補助金を活用する
開業資金の資金調達が難しいなら、助成金・補助金の活用を検討するのもおすすめです。
脱毛サロンを個人経営で開業する場合、比較的費用を安く抑えられるとはいえ、少なくとも200万円ほどの資金が必要です。またサロン開業して軌道に乗せるには時間もかかるため、開業から6ヵ月ほどの運営費も用意しておいたほうがよいでしょう。
国や都道府県などの公共団体から受給できる助成金・補助金のなかには、返済不要なものもあります。資金調達が厳しいようであれば、助成金・補助金の活用も視野に入れ、開業準備をするとよいでしょう。
下記はエステサロンの開業で使える助成金・補助金をまとめた記事です。脱毛サロン開業で使えるものも多いため、助成金・補助金を検討している方はぜひご一読ください。
関連記事：エステサロンの開業に役立つ助成金・補助金8選｜申し込みの注意点も紹介！
脱毛サロン個人経営で成功するコツ
脱毛サロン個人経営で成功するコツは、以下のとおりです。
- 差別化を図ったコンセプト
- ターゲットに合った脱毛器選び
- 集客に力を入れる
- 適正価格の設定
- 経営知識を身に付ける
それぞれ詳しく解説します。
差別化を図ったコンセプト
脱毛サロンの個人経営で成功するコツは、差別化を図ったコンセプトです。
前述の通り、脱毛サロンの開業には資格が不要であり、開業資金も比較的低額なことから新規参入者が多い業界です。競合が多いなか、成功させるには他店との差別化が不可欠となります。差別化を図った「サロンの売り」があると、狙ったターゲット層を獲得できたり、リピーター率が上がったりと集客に有効となるでしょう。
ターゲットに合った脱毛器選び
ターゲットに合った業務用脱毛機器の選定も重要です。
施術内容と顧客の満足度は比例します。たとえば、忙しい20代女性をターゲットにするなら、施術時間が短い脱毛器を選ぶなど、ターゲットに合った脱毛器を使用することにより顧客の満足度も上がります。結果、リピーターになったり、口コミで紹介してもらったりと評判の良いサロンを作れるでしょう。
集客に力を入れる
脱毛サロンの個人経営で成功するには、集客に力を入れましょう。まずは多くのお客様にサロンの存在を知ってもらわないと、商売は始まりません。
最初の3ヵ月は、お客様に口コミサイトの口コミを依頼をしたり、SNSの有料広告を活用したりとお金をかけてでもいろいろな宣伝方法を試してみることをおすすめします。次第にターゲット層の顧客にどの宣伝方法が効果的かなども分かってくるでしょう。
適正価格の設定
脱毛サロンの個人経営では、適正価格の設定も重要です。競合店となりえる近隣の脱毛サロン店の価格帯などを調べ、適正価格の参考にしましょう。
集客をしたいために安い価格を設定するのは避けるべきです。あまり安く設定すると利益が上がらずに経営困難に陥ることもあります。逆に高すぎても競合が多いなか、集客するのが難しくなる可能が高まります。
開業後に値下げや値上げをすることは、トラブルの元になります。そのため開業するときに適正価格を見極めることは成功のためのポイントといえるでしょう。
経営知識を身に付ける
脱毛サロン個人経営で成功するには、経営知識を身に付けることも重要です。経営知識がないままサロンを開業すると、集客できなかったり、顧客の心理を読み取ったマーケティングができなかったりと、厳しい経営状況に陥る可能性が高まります。
開業前から経営知識を学び、万が一経営状況が傾いたときにも舵を取り直せるよう、基盤を作りましょう。
b-modelsでは、エステサロンや脱毛サロンを新規開業する方に向けて、無料セミナーやコンサルティングを提供しております。詳しくは下記よりご確認ください。
脱毛サロン開業を失敗しないためには準備が重要
脱毛サロンの個人経営・フランチャイズ経営の特徴と、個人経営で成功するポイントについて解説しました。
脱毛サロン開業は未経験者でも開業できたり、個人経営だと比較的低資金で開業できたりと参入しやすい事業です。開業のハードルが低い分、競合が多いジャンルでもあるため、事前準備が甘いまま脱毛サロンを開業すると失敗に終わってしまいます。
脱毛サロン経営を成功させるためにも、こちらの記事を参考に開業前にきちんと準備をしましょう。
はじめての開業で不安な方は、ぜひ私たち「b-models」にお任せください。
b-models は経営コンサルティングをはじめ、業務用エステ機器の販売、サロン技術・スクール事業などを展開するエステティックサロン専門商社です。
b-models が提供するエステ経営コンサルティングのサービスの一部を紹介します。
- エステ集客・販促コンサルティング
- エステ採用・人材教育コンサルティング
- エステ契約率 UP コンサルティング
- エステ出店・ビジネス開発コンサルティング
その他にも、エステ経営者様向けの経営成功セミナーを無料で開催しています。
