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エステ経営の年収大公開!エステ経営は儲かる?儲からない?
Business Column

エステ経営の年収大公開!エステ経営は儲かる?儲からない?

2021年3月1日

今回の記事では、なかなか触れることのない「エステサロンオーナーの年収大公開」というテーマで実際のエステ経営をされていると、どのくらいの年収や役員報酬になるのかをご紹介させていただきます。

これまで100社以上のエステ企業の決算書を拝見し、導かれた気になる秘密を大公開します。

エステサロン経営者の年収は600~1,000万円

エステサロン経営者の年収

いきなりの本題ですが、多くのエステ経営者(ここでは複数店舗展開されているオーナーと定義します)は、600〜1,000万円を給与所得として受け取っているケースが多いといえます。

これはあくまでも給与所得(オーナーの場合は役員報酬)のみですので、使用できる経費などは含まれていません。それでも一般的な女性の年収の2〜3倍、日本の平均の給与以上をもらっているのが実態でしょう。

しかしエステ経営者の年収を考えるうえで、押さえておきたいのが「経費」の存在です。ここでは、経費の考え方とオーナー兼エステティシャンの年収について解説します。

エステサロンオーナーの年収と経費の関係

エステサロンオーナーの年収と経費の関係

日本は高所得になると納税額が高くなる、累進課税が採用されています。そのため多くの中小企業オーナーは、役員報酬を低めに設定し、私用のもの(車や家など)を経費でまかなうことで、使えるお金(可処分所得)を上げる方法を取るのです。エステサロン経営においても例外なく、この傾向が見られます。

役員報酬自体は低くても、日常のものを経費でほとんど賄っている場合は、かなりの金額が手元に残りますので実際の年収よりも大幅に上がるでしょう。

もちろんその分、銀行からの借り入れやリスクをとった対価がエステサロンオーナーの年収になっていますので、簡単に稼いでいるわけではありません。

個人エステサロンオーナーの年収は200万以下~1,000万円

個人エステサロンオーナーの年収

個人エステサロンオーナーの年収は、200万以下~1,000万円です。1人でオーナー兼エステティシャンとしてやられている方の年収は、ほとんどが月商に近いといえます。

月商100万円の場合は、必要経費を抜いても80万円ほどは使えますし、逆にいうと月商20〜30万円であればそのくらいの金額しか使えません。

年収の高さももちろん大事ではありますが、年齢を重ねるごとに体力的に疲れてくる点も考慮しなければならないでしょう。早い段階で脱エステティシャンをして、オーナー経営者になれるようにしていくことが年収を上げるうえでも重要といえます。

サロン売上別のエステ経営の年収はこちら

サロン売上別のエステ経営の年収

それでは続いてはエステサロンの売上別にオーナーの年収はいくらなのか? というところを解説したいと思います。平均的には年商の約8〜10%がオーナーの年収(給与手当)になっているところが多いでしょう。

サロン売上別のオーナーの年収の目安は以下の通りです。

  • 年商3000万円の場合は、300万円
  • 年商5000万円の場合は、500万円
  • 年商1億円の場合は、1000万円

上記に加え、どの年商においてもエステ経営オーナーは年間100〜200万ほどは経費を使っていますので、年収換算すると150〜250万ほどはアップすると考えられます。

エステオーナーの役員報酬ってどのくらいが適正?

エステオーナーの役員報酬

エステサロンを経営されていて役員報酬、自分の給与はどのくらいもらうのがいいのだろうと悩まれる方も多くいらっしゃいます。ここでは、エステサロンオーナーの役員報酬の目安と決め方について紹介します。

エステサロンオーナーの役員報酬は8~10%

エステサロンオーナーの一般的な役員報酬は、8~10%です。

もちろん創業のときや、売上拡大期など段階に応じて役員報酬の基準は異なります。

なかには所得が多いほど税金が高くなる累進課税の課題から、自分自身の年収は600万ほどで抑えて、親族を役員化して給与を分けるやり方などで節税もしながら対策しているエステサロンもあります。

エステサロンオーナーの役員報酬の決め方

エステ経営の場合は、あまり黒字にして決算書を良くするというよりも、赤字にならないギリギリのラインまで税理士と相談して調整するというオーナーが非常に多い傾向にあります。ただし、まだまだ年商が低いうちは売上を伸ばすため、資金調達がしやすいように会社に残すお金を多くすることは重要です。

そのため役員報酬はとりあえず固定ではなく、毎年しっかりとお店の経営状態や財務状況を見て変更していきましょう。

エステティシャンの独立は年収UPする?

エステティシャンの独立について

続いては、エステティシャンの独立は年収が上がるのか下がるのかというところについてお伝えします。結論としては開業後しばらくの期間は、収入は変わらないもしくは下がるケースの方が多いといえるでしょう。

開業するサロンの規模によっても収入が異なるため、ここではサロンの規模別に2つのケースについて紹介します。

テナント(3ベッド以上)で開業した場合

しっかりとした店舗(テナント3ベッド以上)で開業し、自身もはじめはオーナー兼エステティシャンとして働く場合は、自分自身の給与と役員の報酬を考えると上がるケースがあります

たとえば1カ月の来店客数1ベッドあたり80人、3ベッドで240人の場合は、売上240万円・利益73万円です。このケースでは、給与と役員報酬、使用できる経費を考えると独立前よりも収入は上がるでしょう。

  • 240人(客数)×10,000円(客単価)= 2,400,000円(売上)
  • 2,400,000円(売上)-1,670,000円(家賃・給与・宣伝広告費など)=730,000円(利益)

個人(1ベッド)で開業した場合

個人(1ベッド)でマンション独立するというケースでは、テナント(3ベッド以上)に比べ、売上は減少します。

たとえば1カ月の来店客数1ベッドあたり80人の場合は、売上80万円・利益43万円です。このケースで得られる収入は、独立前と同等またはわずかに上がるでしょう。

  • 80人(客数)×10,000円(客単価)= 800,000円(売上)
  • 800,000円(売上)-370,000円(家賃・宣伝広告費など)=430,000円(利益)

テナント(3ベッド以上)と個人(1ベッド)のいずれにおいても、これまでのお客様を何人か連れて独立するのが主流でしょう。しかし開業後に新しい顧客は紹介だけでくるという迷信を信じているケースについては、ほとんどの場合、売上は縮小していきます。

実際にエステの求人では、40代を超えて過去に自分でサロンを少し経験していたという方がまたエステサロンのスタッフとして働くというケースも少なくないのです。

独立を考えるエステティシャンの方は、経営面の知識やスキルも技術をしながら学び実践していく必要があるとお考えください。

エステ経営で儲かるサロンと儲からないサロンの違い

エステ経営で儲かるサロンと儲からないサロンの違い

エステ経営で儲かるサロンと儲からないサロンの違いは、経営者の経営知識や経営スキル、エステティックの技術力などが挙げられます。雇用されているエステティシャンであれば、施術やカウンセリング技術の高さが重要ですが、エステ経営では技術の高さはもちろんのこと経営に関する知識も必要になってくるのです。

儲かるサロンに見られるおもな特徴は以下の5点です。

  • サロンのコンセプト・ターゲット層が明確
  • 集客の仕組みが整備されている
  • リピーター顧客が数多く定着している
  • 経営の目標・計画がスタッフまで浸透し活気がある
  • 経営者に経営管理能力がある

.独立してすぐに年収をあげていくには?

エステ独立後にすぐに年収をあげていく

独立して、すぐに年収を上げていくための方法として以下の3点を紹介します。

  • エステ経営のスキルを学び実践する
  • エステ経営セミナーに参加する
  • エステ経営コンサルを活用する

エステ経営のスキルを学び実践する

独立したエステティシャンが年収を上げていくにはどうすれば良いのか?というところですが、答えはシンプルです。経営スキルをしっかりと学び実践することなのです。

  • 宣伝や広告費は適切か?
  • 新規顧客の集客力をアップするための方法はわかっているか?
  • サロンの利益を増やす運営方法は?

上記のように、お客様に良いサービスを行いながら学ばなければいけないこと、管理しなければいけないことはたくさんあります。

多くの独立後のエステティシャンオーナーが失敗しやすいのは、その日の売上を優先し未来のための経営の時間が取れないということなのです。

エステ経営セミナーに参加する

独立してすぐに収入をあげるためには、エステ経営セミナーに参加し経営スキルを学ぶのも一つの方法です。

あなたが施術や技術をしている間にも、業界のトレンドや集客のトレンドは変わります。経営に集中できるオーナーは、次の策を練っているでしょう。

安定した経営と年収アップのためには、そんな変化の波と戦いながら、可能な限り手を打てるように準備をしていく必要があるのです。積極的に外部のセミナーや研修に参加していく時間の確保を目指しましょう。

最低限のエステ経営ノウハウや知識を知りたい方は、b-modelsが無料で提供するエステ経営のノウハウ集をまずはご覧ください。

「エステ経営をもっと楽しく、カンタンに」エステサロン経営ガイドブック成功サロン経営マニュアル

またb-modelsでは、最短で成功したいサロン経営者様に向けて、無料オンラインセミナーを随時開催中です。実践的な内容で明日から活用できると、参加者様から好評をいただいております。

無料オンラインセミナーの詳細については、下記をご覧ください。

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エステ経営コンサルティングを活用する

独立してすぐに年収を上げるためには、エステ経営コンサルティングの活用も一策といえます。エステ経営コンサルティングを活用すれば、あなたのサロンにとって最適な提案やアドバイスが受けられ、経営が強化されるでしょう。

  • 「年収を早くあげたい」
  • 「サロン業務に集中したい」
  • 「経営知識を学ぶ時間が確保できない」

このような経営者様はエステ経営コンサルティングの活用を検討しましょう。経営コンサルティングは、実績が豊富なエステ経営専門のコンサルティング会社を選ぶことが大切です。

b-modelsでは、エステサロン経営に特化したコンサルティングを提供しています。詳しくは下記をご覧ください。

b-modelsコンサルティングメニューの詳細はこちら

エステ経営の気になる年収まとめ

エステ経営の気になる年収まとめ

皆さんいかがでしたでしょうか?
エステ経営者の気になる年収について大公開させていただきました。

イメージより多かったでしょうか?
少ないと感じたでしょうか?

一般的には年収2000万円のラインからお金に対する幸福度は変わらないと言われていますが、エステ経営でもこのラインをしっかりと実現できるサロンオーナーになっていきましょう。

エステ経営で年収2,000万円を実現するためには、エステ技術に加え経営者としての知識やスキルを学び続けなくてはいけません。またエステの最新情報やトレンドを収集し時代の変化に対応する必要もあります。セミナーや研修に参加する時間を確保し、エステ経営を成功させましょう。

エステ経営で年収をアップさせたい経営者様は、ぜひ私たち「b-models」にお任せください。

b-modelsは経営コンサルティングをはじめ、サロン技術・スクール事業、業務用エステ機器の販売などを展開するエステティックサロン専門商社です。

b-modelsが提供するエステ経営コンサルティングのサービスの一部を紹介します。

  • エステ集客・販促コンサルティング
  • エステ採用・人材教育コンサルティング
  • エステ契約率UPコンサルティング
  • エステ出店・ビジネス開発コンサルティング

詳しくは下記のページよりご確認いただけます。

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中村太雅

監修者

ゆめづくり東北株式会社 代表取締役

中村太雅

関西大学社会学部卒業後、東証1部上場コンサルティングファームにてエステサロン専門の経営コンサルタントとして活躍。 現在は、東北エリアにて1年で8店舗を展開するゆめづくり東北株式会社の代表取締役として、「東北で最もエステティシャンが憧れるエステサロンを創る」ことを目指して、東北の女性に夢と幸せを届ける活動を行っている。

楠本文哉

制作者

株式会社b-models 代表

楠本文哉

新卒で東証一部上場の大手コンサルティングファーム株式会社「船井総合研究所」に入社し、エステサロン経営専門のコンサルタントとして活躍。 歴代美容コンサルタント売上の中で、トップの年間個人コンサルティング売上を納める。 また、社内コンサルタントが1,000名以上在籍する中、売上TOP10入りを果たす。 開発したビジネスモデルの「痩身機器を使用したダイエットエステ」は3年間で80店舗以上のリブランドと新規出店を実現。 業界誌「エステティック通信・モアリジョブ」のメディア取材や「メーカー企業との講演」を多数行うなど、活躍の場を広げている。

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