リラクゼーションサロン開業から経営の成功の必要知識をまとめました
2022年1月7日
目次
1.リラクゼーションサロンを取り巻く
リラクゼーション/マッサージ業界は実際どう?
リラクゼーション業界は設備投資のハードルが低いために開業が増え、業界としては成熟している市場傾向にあります。市場規模で見るとリラクゼーションサロンの現在は約1200億円と言われています。これはエステティック市場規模が約3600億円といわれていますので規模としては3分の1ほどの規模になっております。
新規参入のハードルが低いからか、多くのリラクゼーションサロンが開業し、低価格でサービスを提供しているサロンが多く、賃金の低さも目立ってきています。またマッサージのみならずスパや、炭酸バー、ストレッチなどの専門店での展開も目立ってきています。
専門化することで労働者もその部分に集中できるために技術のハードルも下がり雇用を生み出すことができているという側面もあります。ただ技術とお客様への実績がないと顧客を固定化していくのも難しい部分です。
最近ではフランチャイズで多くのリラクゼーションサロンの出店があり、業界の低価格化が進んでいます。美容業の多くで目安にされる1時間6000円の売り上げですが、その半分の価格である3000円でも1時間での施術をされるサロンが増えてきたために、大きな売り上げを残すことが難しいことが現状です。
ただその中でも固定客化やブランディングができれば安売りサロンとの差別化が図れることも事実です。
2.リラクゼーションサロン開業の条件について
リラクゼーションの開業の条件として、施術者に特別な資格は必要ありません。つまりリラクゼーションサロンに資格は不要ということです。
ここで重要なことはマッサージとは異なるということです。“基本的に国家資格の保有者以外、マッサージをすることはできません。”という厚生労働省の出している通達でもそのような記載があります。そのためにリラクゼーションということで体をさするようなケア、つまりリラクゼーションを実施することのみ可能という形になります。
厳密にいえば、マッサージではなくリラクゼーションとなり、マッサージとして開業する場合は国家資格が必要になります。
実際に開業するための動きとしては、リラクゼーションであれば開業届けの提出のみで開業することが可能になります。前述でもありましたが。設備投資=機械の導入コストが不要また安いためという理由も相まって開業が簡単にできるのです。
開業届けは税務署に出すことで開業となりますので、リラクゼーションサロンを開業する場合は、必要各所に必ず提出をしましょう。
3.リラクゼーションサロン開業の必要な資金について
次に気になる費用についてですが、サロンの開業パターンによって大きく異なります。例えば自宅の一部をサロンとする場合は、かなり費用は安く済ませることができるでしょう。テナントにて開業する場合には、人件費や販管費、そして運転資金も必要になってくるために開業には資金が多く必要になります。賃貸マンション開業でも、毎月の賃料や開始時点で初期費用がかかりますので、初期投資は自宅サロンに比べると増えます。
開業の初期費用が多くなるケースを順番に並べると
・テナント開業の場合(高い)
・フランチャイズ開業の場合(高い)
・賃貸マンション開業(普通)
・主張訪問出張型開業(安い)
・自宅サロン(安い)
という順番になるのが一般的です。
実際に上記にはメリットやデメリットがありますので、比較検討しながら自サロンはどのような形態でオープンするのか考えていく必要がありますね。
・賃貸マンション開業の場合
賃貸マンション開業ではマンションを借りる初期費用を含めてベッド数にもよりますが、おおよそ100万円くらい費用は必要になります。それ以外に設備投資にて20万円くらい(ベッドなどの備品)が必要になります。
またこれに人件費と販促費用がかかりますので、採用をするかしないかでもわかれますが10万円~50万円の費用がかかりますね。さらに運転資金としておおよそ6か月分の固定費用を用意しておくとなると120万円~300万円の費用を用意できると安心です。
・テナント開業の場合
テナント開業の場合の場合は、ベッド数が大きくなるケースが多く、店舗としての開業になりますので採用は確実に必要になります。その分設備投資への費用もかさむために賃貸マンション開業や自宅サロンの開業よりも初期費用は大きくなります。ただその分、売上は大きくなるためにサロンを経営ができれば利益も額も増えることになります。
初期費用としては、物件の改装費用が50万円~100万円かかります。
そして賃料や保証金などが100万円ほどかかります。さらに人件費、販管費を含めて30万円~100万円必要になります。初期費用としては200万円~300万円くらい必要になると考えたいですね。これに加えてサロンの運転資金は6か月分となりますので固定費用の家賃+人件費+販管費の半年分を用意しましょう。
・訪問出張型開業
この場合は他に比べて費用はかかりません。店舗を持たないのであれば、備品と交通費が都度必要になってくる程度です。ただ強い交渉力と宣伝力が必要になるために開業してから売上があがるまでのハードルが高くなります。初期費用としては出張で独自のベッドが必要な資金や販管費の10万円~30万円の資金のみなります。
・自宅サロンの開業
自宅での開業にかんしては今ある状態から改装するかで大きく変化します。そのままでも可能な場合は、設備投資のベッドと販促費用のみです。そのために訪問出張型のように費用はかかりません。
ただ内装工事からする場合は、50万円ほど費用をかけて実施する必要があります。そのために販管費と合わせて100万円くらいが開業の資金になりますね。家賃がかからないこと、初期費用がかからないことが大きなメリットになりますね。
・フランチャイズ開業の場合
フランチャイズ開業に関しては、加盟先との契約に費用は左右されます。
ただテナント開業の場合に重ねて加盟金や契約費用がかかります。もちろん集客方法や採用方法などメニュー作りからノウハウをもらうわけですから、さらに費用がかかるのは当然です。
テナント開業の場合は、初期費用は200万円~と記載しましたが、ここにさらに契約費用や加盟金がかかるようなイメージになりますね。そのために+100万円くらいの初期費用と考えておくのがいいですね。
4.リラクゼーションサロン開業までのスケジュールとやること一覧
開業までのスケジュールに関しては大まかに下記の流れで開業になります。
リラクゼーションの期間は半年間を目途に開業となります。
🗓️6か月前
- 開業資金準備
サロンの開業に必要な資金を調達します。そもそもお金がないと開業することはできません。
事業計画書を作成して資金調達をしましょう - 事業計画書作成
リラクゼーションサロンの事業計画を作成します。
例えばどんなコンセプトでサロンを運営していくのか、強みにするメニューは何なのか、何を中心にサービスを提供していくのかも考えていきます。
重ねて売り上げの計画や採用もあれば計画するべきです。 - サロンのコンセプト決定
テーマや雰囲気などサロンイメージを決定します。
ここは事業計画書にて記載する必要がありますので、サロンのイメージを含めて考えておきましょう。 - サロンのメニュー決定
コースや料金の決定をします(機械導入後でも可)サロンのコンセプトが決まれば、打ち出していきたいメニューやコースを考えます。 - 開業場所(条件)決定
マンション・テナント・自宅など、それぞれにメリットデメリットがありますので、自身に合うパターンを選択しましょう。
まず業界のながれとして店舗の小規模化が進んでおりますので、自宅やマンション開業は多いですね。 - 開業届け提出
またリラクゼーションサロンの開業届け記載し提出しましょう。
税務署のホームページからダウンロードして関係各所に出します。
🗓️3か月目~4か月目
- 内装準備
サロンコンセプトに合うイメージでリラクゼーションルームを設計します。中の壁紙や仕切りをどうするのか、ベッドやマシーンなどの導入がこちらに含まれます。 - 外観準備
開業条件で異なりますが、看板設置なども含まれます。テナント開業の場合、看板の設置や外からでもわかるように、店舗のロゴや店舗名をカッティングシートなどで準備しましょう。 - 人材採用
サロンの規模に応じて施術者を採用する必要があります。採用はとてもハードルの高い準備のひとつです。フランチャイズ開業の場合は仕組みや採用などのノウハウがありますが、個人開業の場合は、どんな人を採用するのか決めていく必要があります。 - 販促準備
集客にホームページを使用するのかなどを決定します。ホットペッパービューティーに掲載するのにも費用がかかります。ホームページの開設にも費用がかかるので、何がサロンにとって最適なのかを販促費用をかけながら考えましょう。
🗓️5か月目~6か月目
- スタッフ研修
接客やオペレーションのために研修を実施します。自身が施術経験があっても、サロンとして打ち出していきたいメニューの研修は必要になるでしょう。また未経験の採用ともなれば研修期間も必要になりますので、オープン前に確認しておく必要があります。 - オープン
開業準備が完了していよいよオープンとなります。
5.リラクゼーションサロンの開業パターン:マンション・テナント・個人開業
リラクゼーションの開業には様々なパターンがあります。
・賃貸マンション開業
・テナント開業
・訪問出張開業
・自宅サロン開業
・フランチャイズ開業
上記のほかにも開業のパターンもありますが、おおよそ上記がリラクゼーション・マッサージサロンの開業パターンになります。
・賃貸マンション開業
その名の通りマンションでの開業になります。もちろん通常のマンションではなく、事業用として利用可能な物件を見つけて開業する形になります。個人の自宅で開業するパターンと似ておりますが、開業するために賃貸マンションを借りて、初期費用を支払い開業する必要がありますね。
ただマンションの場合は看板などの確認や掲載できないなどの問題もあるので、そのあたりも契約条件は事前に確認しておく必要があります。また敷金礼金などの一般的に賃貸契約の際にかかる費用もありますので、交渉も必要になります。
✔️メリット
開業のハードルが低い
フランチャイズやテナントと比較してコストが安い
✔️デメリット
外観からでは看板が掲載できないなどの問題がある
規模が小さいので大きく売り上げを伸ばすことが難しい
・テナント開業
テナント開業は、商業ビルなどのスペースを店舗用として借りて利用する形になります。マンションでの開業と異なり、お店として開業できる設計がなされているためにお客様をサロンに呼ぶことに適した形になります。
またほかのお店も商業ビルに入ることになりますので、他店からの流入も見込みことができるというメリットもあります。開業面ではテナント開業の場合は集客が賃貸マンションや個人サロンとしての開業よりも有利になる傾向があります。しかし賃貸マンション開業や個人サロンよりも賃料がかかる傾向にあるために費用は大きくなりますね。
✔️メリット
店舗の規模が大きいために売り上げが比例して増加する
商業ビルなどであれば、他店からの流入もある
紹介などをとおして同じビルからの集客を狙うこともできる
✔️デメリット
費用がマンション開業や自宅サロンよりも増える
規模が大きいので採用をする必要がある
採用に伴い研修や販促費用などの固定費が増える
・訪問出張開業
訪問出張型の場合は店舗などを設けずに顧客の指定した場所に移動して施術をする形になります。
高齢者の施設に訪問するケースも考えられますので、お店に直接来れないような人が対象になるケースがあります。個人としての営業スキルや施設との交渉力が必要なパターンがありますね。
✔️メリット
店舗を構える必要がない
初期投資が少ない
技術と営業力があれば固定費を抑えられる
✔️デメリット
営業力がなければ売り上げが上がらない
信頼や実績に大きく左右される
訪問先を探すことのハードルが高いこと
・自宅サロン開業
自宅サロンの開業の場合は、家賃がかからないことが大きなメリットになります。またマンションやテナントの場合は保証金や賃料などの初期費用は大きくなり、さらに固定費も大きくなるという傾向にあります。
ただ自宅サロンの場合は、自宅もお客様に見られることになりますので、生活感が出てしまうこともデメリットになります。家族とお客様が会うこともありますので、お客様との接客対応をきちんとしておく必要があります。
✔️メリット
初期投資が安い
自宅なので気軽に始めることができる
場合によっては工事が必要ない
✔️デメリット
家族の理解が必要になる
自宅にお客様がくるためプライベートとの区別が必要になる
個人の集客力に売り上げが大きく左右される
・フランチャイズ開業
最後のパターンとして、フランチャイズ開業があります。フランチャイズ本部を自身で探して加盟する必要がありますが、開業のために準備するハードルが下がります。
基本的には、開業のために必要な機械を導入してメニュー作りをしたり、販促物の用意をしたりと自身で実施することが多くありますがフランチャイズ本部がある程度の範囲を担ってくれるので開業までのスピードは速くなりますね。
✔️メリット
フランチャイズ本部の経営ノウハウがあるために経営ハードルが下がる
集客においても採用においても、フランチャイズ本部の看板を使用できる
✔️デメリット
毎月の固定費が契約条件で増える
フランチャイズ加盟により初期投資が増える
フランチャイズ本部の制限により自由に好きな施術ができない可能性がある
6.リラクゼーションサロン開業に必要な痩身エステ機器の導入について
そもそも機械を導入する場合、そして導入しない場合の2パターンがあります。いわば手を使用したリラクゼーションサロンと、機械を主流にしたパターンがあります。機械が必ずしも効果が高いとは言い切れませんが、機械を導入したほうがより効果を実感してもらいやすくなりますね。
そのために多くのリラクゼーションサロンでは機械の導入をしてサロンの開業をしています。
ただリラクゼーションサロンでも痩身機械を導入しているサロンもあります。リラクゼーションサロンの中でも提供しているメニューによっては、フェイシャルエステや、ハンドマッサージ、小顔ケア、むくみケアなどもありますので効果的な活用ができるためです。リラクゼーションサロンというと癒しの要素が強く聞こえますが、サロンによっては美を保つなどの目的として使用しているところもあります。
つまり、具体的な効果の実感やリラクゼーションのみならず、リラクゼーションの付加価値として痩身の効果があることがリピーターの獲得につながる要因にもなっています。
7.リラクゼーションサロンの経営のコツ
-集客方法について(エステ参考)
1. 地域のフリーペーパー/チラシ
まずはフリーペーパー/チラシがありますね。みなさんもオープンしました!などのチラシを施設などでリラクゼーションサロンのチラシを見たことがありますね。このように地域に根付くようなサービスではフリーペーパー/チラシは効果的な集客方法になります。
チラシを配布するのは費用がかかりますが、施設やサロンなどに営業をしておいてもらうことでコストを下げることも可能になります。
チラシなどに関しては、ほかのサービスと連携をして効果を高めるのもありですね。
2. ホットペッパービューティ
次に媒体としてはホットペッパービューティが有名ですね。みなさんもホットペッパービューティを聞いたことはあるでしょう。美容やサロンとしての集客であれば即効性があり効果は高い媒体になります。また掲載してみて効果がでれば継続的に集客を見込むことができます。
今や多くのリラクゼーションサロンの集客の柱になっています。ただ掲載料金はプランによって様々ですので自サロンの集客見込みと比較して検討する必要がありますね。
ホットペッパービューティでは、他サロンも同様に掲載されているために、そこの掲載サロンの中で自サロンが選択されるような対策が必要になります。
3. グーグルマイビジネス(MEO)
次に聞きなれないかもしれませんがグーグルマイビジネスというサービスがあります。みなさんもグーグルマップを使用してサロンに行ったことがありませんか?その時にグーグルマップの口コミが記載して、電話番号が記載されているページがあると思いますがそこのサロン情報部分をGoogleマイビジネスによって編集することができます。
例えばですが、東京駅+リラクゼーションサロンで検索したときに、グーグルマップに近くのサロンが表示されると思いますが、上位表示することで多くの人に見てもらうことができますね。
多くの人に見てもらうことで自サロンの集客数を増やすことができます。その上位表示の対策をMEO対策といいます。
4. ホームページ(SEO)
次にホームページがあります。ホームページではGoogleマイビジネスと同様にリラクゼーションサロンを調べたときに上位表示されることが大事になります。
マイビジネスと同様にこの上位表示のための対策をSEO対策といいます。SEO対策をすることで、リラクゼーションサロンを上位表示して多くの人に見てもらうことができ、集客数を増やすことができるという対策です。
ホームページのコンテンツ作成をして、リラクゼーションに対する記事を投稿して多くの人の知りたい情報を掲載することで時間をかけて強化していく流れになります。
5. 紹介カード
次に集客方法としては、紹介カードがあります。紹介カードはその名の通り、友人に紹介してもらうことで割引などを実施して、知人を連れてきてもらう、また知人に来ていただくような流れになると思います。
アナログでも効果は高く、口コミから広がるサロンもあるために集客方法としては取り組むべきものになります。
またポイントとしては、紹介する側、そして紹介される側にメリットがあるような仕組みを作れることが大事になります。そうすることで紹介も多くの人に紹介して、紹介された側もうれしいですね
6.SNS(Facebook/Instagram)
最後にInstagramやFacebookなどのSNSになります。まずはアカウントを作成して、サロンの様子を宣伝することから始めます。 即効性としては低いですが継続することで徐々に効果が出てくる媒体になります。また継続しているサロンが少ないために差別化を図る要素にもなります。また集客として効果を出したい場合は、〇〇エリアの20代に広告を出すなどのターゲット選定をしてストーリーに広告を出したりすることで、多くの人に認知が広がるという効果もあります。
ただ重要なことは効果測定を実施することで、どのくらいの費用をかけて広告を出して、どのくらいの集客効果があったのかを把握することが大事です。そうすることでホットペッパービューテよりも効果があったのかなど集客方法を良い形に選定することができますね。
8.リラクゼーションサロンの経営のコツについて
まずは開業の形態です。
リラクゼーションサロンは前述にもありましたが、低価格やフランチャイズの展開が進んだ業界です。その中でもサロンとしての強みが無ければ売り上げを継続的に上げることは難しいです。
そのために開業形態のメリットデメリットを把握して、事業計画を立てて、開業に臨むことが重要です。繰り返しにはなりますが、フランチャイズに加盟することで必ず成功するわけではありません。経営のノウハウを自身が活用できるかがカギになります。自宅サロンでも賃貸マンション開業でも売り上げを上げているサロンは多くあります。固定化につながる技術と集客ができる宣伝力があれば利益を出すことは十分可能です。
次に集客です。
このひとつ上の項目でリラクゼーションサロンの集客の媒体について解説しましたが、集客ができなければ売り上げは上がりません。売り上げ=客数×客単価です。もっと言うとコース販売していくとなれば、ここに契約率と契約単価も含まれます。そのどちらも重要ですが、そもそもお客様が来るサロンでなければ経営はできません。もちろん開業するとなれば、このくらい売り上げたらいいな!などの希望があって開業しますね。
そのためにはどのくらいのお客様が毎月来るといいのか、1日何名のお客様がくるといいのか、そのくらいのお客様を集めるには、例えばホットペッパービューティーではどのくらいの費用がかかるのか計算する必要があります。毎月〇万円かけて〇名を集客して、そこからどのくらいの人がリピートになり販促費用を下げることができるのか綿密なシュミレ―ションをしましょう。
次に価格と競合調査です。
リラクゼーションでは価格が重要になります。みなさんも飲食店などに行く際に、価格を気にするのと同じように、お客様もリラクゼーションにいくとき価格を気にしますね。ここで重要なことはモデル店舗を見つけることになります。自サロンが目指すサロンはどんなメニューでどんな価格で出しているのかなど調査しましょう。
例えばまったくおなじメニューで、全く同じサロン価格であれば単純にお客様は安い価格のサロンに行くでしょう。ただサロン経営で売り上げを上げて利益を出すには単純に値段を下げることが正解ではありません。自サロンの強みを出して、他サロンがどんなメニュー作りをして集客を実施しているのか把握することが大事になります。
マーケット市場調査
次に重要になってくることはマーケット調査です。自身の開業したいサロンのコンセプトに合わせて物件を選ぶことが大事ですが、人のいないところにサロンを出すのは望ましくありません。開業地点では、サロンから商圏範囲にどのくらい人が住んでいて、どのくらいの市場規模を見込むことができるのかを調査しましょう。
そもそも人がいない場所にサロンを開業してもお客様が来ないなんてこともあります。売上を持続的に上げることを成功とするならば、お客様が常に来店しやすい環境を選ぶことは重要ですね。物件を選ぶ際は、例えば駅から〇分以内であることや、人が集まる場所であることなど、マーケットありきで選定しましょう。
9.リラクゼーションサロン開業から経営成功のまとめ
皆さんここまでのリラクゼーションサロン開業の記事についてご覧いただいてありがとうございました。リラクゼーションサロン開業時にはあらかじめ知っておくのと知らないのとでは、開業してからの売上が大きくなる確率や何年も継続して経営することができる確率は大きく異なります。
リラクゼーション開業での大きなポイントは開業の形態、そして集客、差別化を図る調査そして提供する技術にあります。その4点を抑えて自サロンをどのようなサロンとして開業するのかしっかり考えましょう。
リラクゼーションサロン開業時については、細かい部分も含めてご心配になられるオーナー様も非常に多いと思いますので、コラムでは触れられなかった部分も含めましてご相談いただければ対応させていただきます。
ぜひ皆さんも開業・開業前の不安の中で迷われて失敗しないように、開業までの設計図をしっかりと作っておくことが重要ですね。