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脱毛サロンは未経験でも開業できる?必要なものと失敗しないためのポイント
Business Column

脱毛サロンは未経験でも開業できる?必要なものと失敗しないためのポイント

2024年4月17日

脱毛サロンの開業は資格がなくても可能なため、未経験でも参入しやすい業界です。しかし、「何から始めればいいの?」「失敗したらどうしよう」など、悩みやわからないことが多くて開業に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、脱毛サロンの開業で未経験でも成功するコツや、開業資金などについて詳しく解説します。おすすめの民間資格や失敗しないためのポイントなどもご紹介するので、脱毛サロンの開業で未経験で独立を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

脱毛サロンを開業して未経験でも成功するコツ

脱毛サロンを開業して未経験でも成功するコツ

脱毛サロンの開業は未経験でも可能ですが、成功させるためには徹底した市場調査や経営ノウハウなど、開業前の入念な下準備が必要です。

ここでは、脱毛サロンを開業して未経験でも成功させるコツについて解説します。

市場調査とターゲットの明確化

脱毛サロンを開業して未経験でも成功するには、徹底した市場調査とターゲットを明確にすることがポイントです。市場調査については、脱毛サロン業界の動向やトレンドを把握するだけでなく、開業を予定している地域の競合店についてしっかりと調査しましょう。徹底した市場調査をすることで業界の動向や顧客層のニーズ、競合店の特徴などを知ることができ、ターゲットの明確化がしやすくなります。

ターゲットが明確になると、戦略が立てやすくなり効率的な宣伝ができるようになります。つまり、オープンからターゲット層に絞った集客が可能になり顧客の獲得にも繋げられるため、脱毛サロンの開業が未経験でも、お店を軌道に乗せることができるでしょう。

脱毛技術やスキルの習得

脱毛サロンの開業は未経験でも可能とお伝えしましたが、脱毛サロンの業務ではお客様の肌に脱毛機を当てるため、安全面を考慮すると技術やスキルの習得は必須です。脱毛技術やスキルを習得することで、脱毛機の操作はもちろんのこと、お客様の体質や毛質に合った出力レベルで施術もできるようになります。

お客様に不快感を与えず安全性の高い施術ができるので、顧客満足度を上げることができ、リピート客の獲得にも繋がります。また、脱毛技術やスキルを習得すると施術への自信もつくため、積極的にセミナーや講習会などへ参加するようにしましょう。

ビジネス運営に必要な経営やマーケティング、会計に関する知識の習得

脱毛サロンの開業で未経験でも成功するには、経営ノウハウやマーケティング、会計に関する知識の習得も必要です。施術の技術や接客力はあるものの、経営ノウハウや会計知識がないために経営が成り立たなくなり廃業する経営者もいます。脱毛サロンの開業に限ったことではありませんが、未経験でお店を経営するならマーケティングなどのノウハウは身につけてから開業した方が成功確率は上がります。

経営やマーケティングのノウハウ、会計に関する知識を習得するには、書箱をはじめセミナーへの参加などがおすすめです。脱毛サロンの経営やマーケティングに特化したノウハウを習得したい場合は、エステ経営に強いコンサルタントに学ぶ方法もあります。いずれにしても経営やマーケティング、会計などの知識も習得しておかないと脱毛サロンの開業を成功させるのは難しいため、自分に合った方法でしっかりと学んでおきましょう。

開業資金の計画

脱毛サロンの開業で未経験で成功するには、開業資金の計画も大事です。なぜなら、開業資金の計画をしっかりと立てておかないと、開業後すぐに資金繰りが上手くいかなくなり経営難に陥る可能性があるからです。

開業資金の計画を立てるには、まず開業で必要になる費用の項目を挙げることからはじめましょう。脱毛サロンの開業に必要となる項目には、以下が含まれます。

  • 店舗を借りる場合の費用
  • 内装費
  • 店舗運営に必要な設備や備品
  • 施術に必要な機器や備品
  • 宣伝広告費

上記に加え、水道光熱費や消耗品など毎月必要となる固定費の算出もしておきましょう。また、開業資金の中には、お店をオープンしてから数ヶ月は売り上げに頼らず運営するための「運営資金」も含みます。

理由は、オープンから数ヶ月は安定した売り上げが見込めないため、資金繰りの悪化を防ぐために運営資金が必要となるからです。開業資金の計画は成功ポイントの1つになるため、時間を割いてしっかりと計画を立てるようにしましょう。

脱毛サロン開業に必要な資格

脱毛サロン開業に必要な資格

脱毛サロンの開業は、資格を持たない未経験の方でも可能です。しかし、脱毛サロンの開業に役立つ資格を習得した方がお客様からの信用も得やすくなるため、資格の取得はおすすめです。

ここでは、脱毛サロンの開業に必要な資格や役立つ資格について解説します。

脱毛サロン開業に特別な資格は不要

脱毛サロンを開業するにあたり特別な資格は不要のため、誰でも開業できるのが魅力です。しかし、脱毛機器の操作や安全な施術を提供するには、技術やスキルの習得は欠かせません。

また、脱毛サロンの業務にはカウンセリングや接客も含まれるため、実務経験があった方がスムーズに開業できるでしょう。このように、未経験でも可能とはいえ技術やスキルがなければお客様を満足させる施術は提供できません。脱毛サロンを開業する前に、脱毛機器メーカーの講習会に参加するなどして技術やスキルを習得しておきましょう。

おすすめしたい民間資格の取得

脱毛サロンの開業に必要な資格はありませんが、取得すると役立つおすすめの民間資格をご紹介します。脱毛サロンの開業におすすめの民間資格は、以下の通りです。

  • 3級脱毛士(日本脱毛安全普及協会)
  • 2級認定脱毛士(日本脱毛安全普及協会)
  • 上級脱毛士(日本脱毛安全普及協会)
  • 認定脱毛セラピスト(日本エステティック評議会)
  • 認定登録脱毛師(日本脱毛技術研究学会)
  • 認定電気脱毛士(日本スキン・エステティック協会)
  • 認定美容ライト脱毛エステティシャン(日本エステティック振興協議会)

上記の民間資格はすべて脱毛に特化した資格のため、技術や知識の向上のほか、接客のスキルも学べるなど、脱毛サロン業務で必要なスキルや知識がトータルで学べる資格です。全てを取得する必要はありませんが、資格を取得することでお客様からの信頼も得られるため、自分に必要だと感じた資格があれば取得することをおすすめします。

その他の資格や経営やマーケティング、顧客サービスに関する研修

脱毛サロンの開業で経営者としても成功するなら経営やマーケティング、顧客サービスに関する研修への参加もおすすめです。

b-modelsでは、脱毛サロンを含むエステサロンに特化した経営コンサルティングを行っています。経営ノウハウはもちろんのこと、マーケティング戦略や人材教育なども可能です。経営コンサルティングの詳しい内容は下記のページに記載していますので、ぜひご覧ください。
b-modelsコンサルティング内容・メニュー詳細はこちら

また、脱毛サロンを開業するにあたり経営ノウハウが学べるe-bookも配布しているので、ぜひ一読してみてください。
b-modelsの脱毛サロン経営成功のためのe-bookダウンロードはこちら

脱毛サロンの開業で悩みやわからないことなどがある方は無料相談も実施しているので、お気軽にお問い合わせください。
脱毛サロンに関する無料相談やお問い合わせはこちら

脱毛サロン開業に必要な費用

脱毛サロン開業に必要な費用

脱毛サロンを開業するにあたり、開業資金などの費用について気になっている方も多いでしょう。ここでは、脱毛サロンの開業に必要な費用について詳しく解説します。

初期投資と運転資金

脱毛サロンの開業に限らず、お店をオープンさせて継続的に運営するには初期投資と運転資金が必要です。脱毛サロンの開業で初期投資に必要となる費用は200万円ほどになります。自宅サロンか賃貸物件なのか、購入する脱毛機器の台数や店舗の規模などによって、必要な費用は大きく異なります。

また、自宅で脱毛サロンを開業し脱毛機器をレンタルするなど、小規模の開業なら必要となる費用は100万円程度になります。脱毛サロンの開業に必要となる運転資金は、6ヶ月分の費用を用意しておくのが一般的です。運転資金とは、業務を行うのに必要となる費用のことで、家賃や水道光熱費など毎月必ず発生する経費が支払える総額を運転資金として確保しておきます。

継続的な経費

脱毛サロンを運営するにあたり継続的に発生する経費には、以下が含まれます。

  • 家賃(賃貸物件の場合)
  • 水道光熱費
  • 消耗品代
  • 通信費
  • 人件費(雇用している場合)
  • 広告宣伝費
  • 火災保険などの保険料

商業施設などのテナントで開業する場合は、売り上げに対してのロイヤリティが発生することもあり、継続的な経費に関しては開業する場所や人件費等によって大きく異なります。運転資金の費用を用意するためには継続的な経費の金額を把握しておく必要があるため、開業する前にしっかりと計算しておきましょう。

開業の際に利用できる資金調達方法

脱毛サロンの開業で利用できる資金の調達方法には、以下のようなものがあります。

  • 銀行や公庫から事業ローンで借りる
  • 投資家から資金を援助してもらう
  • 補助金や助成金を利用する

銀行や公庫から事業ローンで借りる場合は、事業計画書などの提出が求められることもあるため、事前に必要な書類などについて問い合わせておきましょう。また、補助金や助成金を利用する場合は対象となる事業者や事業の内容、提出書類なども異なってくるので事前に下調べが必要です。

サロン開業で利用できる補助金や助成金に関しては下記のページでも詳しく解説しているので、参考にしてください。

関連記事:「エステサロン開業、資金が心配?完全ガイドであなたのお悩みを解決!

脱毛サロン開業で収益を得るためにやるべきこと

脱毛サロン開業で収益を得るためにやるべきこと

脱毛サロンを開業して長く運営するには、収益が発生し続ける必要があります。しかしながら、未経験で収益を得るのは簡単なことではありません。ここでは、脱毛サロンの開業で未経験でも収益を得るためにやるべきことについて詳しく解説します。

脱毛サロンの収益モデル

脱毛サロンの主な収益モデルには、以下のようなものが挙げられます。

  • コース契約
  • 回数券の販売
  • 部位のセット販売
  • オプションメニュー
  • パーツごとの単体販売
  • サブスクリプション(月額制)
  • 化粧品などの物販販売

脱毛サロンの収益モデルは全身コースや部分コースなどコース契約が主流ですが、脇だけなど単体部位の脱毛を希望するお客様も多いです。

近年では、通い放題ができるサブスクリプション制を導入している脱毛サロンも多くなりつつあります。収益モデルが多い方がお客様の希望に沿ったメニューを提供できるため、顧客の獲得にも繋がり、売り上げの安定を目指すことができます。

適切な価格設定の必要性

脱毛サロンの価格設定は、収益を得るために重要な項目です。しかし、お客様をたくさん獲得したいからといって安価に設定すると、収益が得られても利幅が少なくなるため、経営面では少々不安になります。一方で高額な価格設定にすると、サービスと価格が合っていない状況となり、お客様には「コスパが悪い」といった印象がついてしまい、リピートしてくれる可能性が低くなります。

お客様の満足度をアップさせるためにも、適切な価格設定が必要です。脱毛サロンの開業が未経験の場合は、競合他社の市場調査を行い、どんなサービスで価格はいくらで提供しているのかを確認しておきましょう。また、価格設定を行うにあたり、サービスや技術力の高さなどを考慮しながら、お客様が気軽に通えるような価格に設定するのが望ましいです。

自サロンのサービスを差別化

未経験で脱毛サロンを開業して収益を得るためには、競合他社と同じではなく独自のサービスを提供して差別化をはかる必要があります。例えば、脱毛とフェイシャルケアができるメニューを提供するなどです。

サービスの差別化ができないとお客様に魅力を感じてもえず、結果として売り上げが上がらずに廃業に追い込まれるケースも少なくありません。独自のサービスで差別化し、顧客を獲得して収益アップに繋げましょう。

効果的なマーケティングと広告

脱毛サロンの開業で収益を得るためには、効果的なマーケティングと広告の打ち出しも大切な要素です。開業した脱毛サロンのメニューを多くのお客様に伝えて来店してもらうには、マーケティングが欠かせません。

以前は折り込みチラシやポスティングをするといった方法での集客が主流でしたが、近年ではインスタグラムなどのソーシャルメディアを利用したマーケティングが多くなっています。SNSは幅広い年齢層の方が利用していて拡散力も強いため、効果的なマーケティング手法です。キャンペーンの告知やお店の雰囲気なども気軽に掲載できるので、開業前からお店専用のアカウントを作成して運用を開始しましょう。

脱毛サロン開業の成功率をアップさせるためにできること

脱毛サロン開業の成功率をアップさせるためにできること

脱毛サロンを開業して未経験で成功するには、かなりの努力が必要です。ここでは、未経験でも脱毛サロン開業の成功率をアップさせるポイントを解説します。

成功している脱毛サロンの事例を分析

成功している脱毛サロンの事例を分析することで、なぜ成功しているのかが見えてきます。例えば、最新の脱毛機器を導入していたりSNSを利用して上手に宣伝していたりします。

成功している脱毛サロンと自サロンを比較すると何が足りないのかもわかってくるので、改善に活かすことで成功率をアップさせることができます。

失敗した脱毛サロンの事例を分析

失敗した脱毛サロンの事例を分析すると、成功している脱毛サロンの事例を分析するのと同様に、なぜ失敗したのか理由が見えてきます。失敗する脱毛サロンには特徴があって、例えば市場調査の欠如やスタッフの育成不足などが挙げられます。

失敗した脱毛サロンの事例を分析して見えてきた共通点をリストアップし、自サロンに当てはまる点がないか比較してみましょう。万が一、当てはまる箇所があった場合は即座に改善しましょう。

サービスの質と顧客満足度を向上させるための努力

脱毛サロンの開業で成功率をアップさせるには、サービスの質と顧客満足度を向上させるための努力は欠かせません。顧客満足度を向上させるようなサービスの提供ができれば、お客様は不満を抱えることもなくリピートしてくれます。

リピートする顧客が増えれば、売り上げが安定するなど好循環が生まれます。顧客満足度を向上させるための努力は惜しまず、常にお客様が喜ぶようなサービスの提案を考えてみましょう。

脱毛サロン開業で失敗しないためのポイント

脱毛サロン開業で失敗しないためのポイント

脱毛サロンの開業で悩むのが、「失敗したらどうしよう」ということではないでしょうか。ここでは、脱毛サロンの開業で未経験でも失敗しないためのポイントを解説します。

財務管理の徹底

ずさんな財務管理をしている脱毛サロンは、経営危機になったり廃業を迫られたりするケースが多々見られます。一方で財務管理が徹底している脱毛サロンは、コスト削減ができたり運営資金の調達も上手くできたりと、財務管理から失敗する要素を排除しているのが特徴です。

脱毛サロンで失敗しないためには財務管理の徹底がポイントとなるため、経理関係が苦手な方は税理士にお願いするなどプロの知識を借りるのもおすすめです。

質の高いサービスの提供と顧客との良好な関係構築

脱毛サロンの開業で未経験が失敗しないためには、質の高いサービスの提供と顧客との良好な関係構築もポイントです。技術やスキルだけが一流でも接客が疎かな場合は、顧客との良好な関係を築くことができずリピートしてもらえません。質の高いサービスの提供と顧客との良好な関係構築の両方が揃うことで、顧客満足度を向上させられます。

継続的なマーケティング活動

脱毛サロンの開業で失敗しないためには、継続的なマーケティング活動が必要です。なぜなら、マーケティング活動を怠ると、顧客のニーズを知ることができなくなり宣伝効果も落ちるため、集客力が低迷し売り上げが上がらない状況に陥るからです。

脱毛サロンを続ける間は、マーケティング活動の継続は必須です。失敗しないためにもマーケティング活動に力を入れましょう。

まとめ

脱毛サロン開業を未経験が成功するためコツや失敗しないためのポイント

脱毛サロン開業を未経験が成功するためコツや失敗しないためのポイントなどを解説してきました。脱毛サロンは特別な資格がなくても開業できる業種ですが、未経験から成功するには努力が必要です。脱毛機器メーカーの講習会に参加したり知識を得たりして、開業前にしっかりと技術とスキルを習得しましょう。

また、脱毛サロンの開業でおすすめの資格を取得しておくと、お客様からの信頼が得られるなど、多くのメリットがあるので、ぜひ検討してみてください。

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中村太雅

監修者

ゆめづくり東北株式会社 代表取締役

中村太雅

関西大学社会学部卒業後、東証1部上場コンサルティングファームにてエステサロン専門の経営コンサルタントとして活躍。 現在は、東北エリアにて1年で8店舗を展開するゆめづくり東北株式会社の代表取締役として、「東北で最もエステティシャンが憧れるエステサロンを創る」ことを目指して、東北の女性に夢と幸せを届ける活動を行っている。

楠本文哉

制作者

株式会社b-models 代表

楠本文哉

新卒で東証一部上場の大手コンサルティングファーム株式会社「船井総合研究所」に入社し、エステサロン経営専門のコンサルタントとして活躍。 歴代美容コンサルタント売上の中で、トップの年間個人コンサルティング売上を納める。 また、社内コンサルタントが1,000名以上在籍する中、売上TOP10入りを果たす。 開発したビジネスモデルの「痩身機器を使用したダイエットエステ」は3年間で80店舗以上のリブランドと新規出店を実現。 業界誌「エステティック通信・モアリジョブ」のメディア取材や「メーカー企業との講演」を多数行うなど、活躍の場を広げている。

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