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Business Column

エステのフランチャイズ開業が失敗する要因5つ|開業のメリットと成功率を上げるコツも紹介

2023年6月3日

「自分のエステサロンを持ちたいけど、フランチャイズ経営って厳しい?」

「エステのフランチャイズ開業を成功させるにはどうしたらいい?」

フランチャイズでの独立開業を検討するにあたり、上記のような疑問がでてくるかと思います。自分のサロンを持ちたいと思い、独立開業を考えるエステティシャンは少なくありません。

本記事では、エステのフランチャイズ開業が失敗する要因や、開業するメリットを紹介します。またサロン経営を成功させるコツとフランチャイズ加盟するときの注意点も説明します。

フランチャイズ経営の特徴を知り、エステサロン運営を成功させましょう。

なおフランチャイズの仕組みや、開業にかかる費用については、下記の記事でも解説しています。

関連記事:エステのフランチャイズ開業情報まとめ -エステフランチャイズまとめ-

エステサロンのフランチャイズ開業が失敗する要因5つ

エステサロンは開業から3年以内に9割が廃業するといわれています。競争の激しいエステ業界でのフランチャイズ経営を成功させるために、まずはエステサロンのフランチャイズ開業が失敗する要因を抑えておきましょう。

エステサロンのフランチャイズ開業が失敗する要因は以下の5つです。

  • 立地が悪い
  • 収支管理が甘い
  • フランチャイザーの方針に従わない
  • 特定の従業員に依存する
  • フランチャイズ選びの失敗

それぞれ詳しく解説します。

立地が悪い

エステサロンはお客様に足を運んでいただいて、施術を受けてもらうことでビジネスが成り立っています。そのため、お客様が通いにくい場所だったり、ターゲット層がいないエリアだったりと集客しづらい立地だと、やがて経営困難に陥る確率が高まります。

また競合エステサロンがあまりにも多いエリアも良い立地とはいえないでしょう。激戦区で開業してしまうと顧客は分散しやすく、定着させるのも大変です。立地の良し悪しはサロンによって条件も変わってくるので、コンセプトやターゲット層に合ったエリアを見極めることが必要になります。開業前に入念なリサーチをし、サロンにとって悪い立地を選ばないようにしっかりと検討しましょう。

収支管理が甘い

収支管理が甘いと収入と支出のバランスを正確に把握できないため、思っていたより支出が多かったり、収入が思ったほど上がっていなかったりなど、見直すべき点にすぐ気付けません。気付いたときには軌道修正が難しく、失敗に終わってしまうこともあるでしょう。

フランチャイズ経営の場合はロイヤリティの支払いがあるため、売上がたくさんあがったと思っていても、その分ロイヤリティの支払いが多くなり、支出が増えることもあります。

収支管理はきちんと行い、常に収入と支出のバランス、お金の流れをしっかりと把握しておきましょう。

フランチャイザーの方針に従わない

フランチャイズ経営の場合は、フランチャイザーの経営方針やルールに従う必要があります。思い描いていたエステサロンと違ったからといって勝手に施術方法やメニューを変えることは契約違反につながり、トラブルを招きかねません。さらにフランチャイザーはすでにエステサロンで成功しており、その技術や経営のノウハウに従わないのは自ら成功のチャンスを潰すことになります。

またフランチャイズ経営はフランチャイザーのブランド名やロゴを使用しているため、顧客はフランチャイザーのブランド力に惹かれて来店している可能性もあります。無断で経営方針を変えてしまった場合、お客様が求めているサービスを提供できず、顧客が離れてしまうかもしれません。

フランチャイズ経営のメリットである集客力を無駄にしないためにも、フランチャイザーの方針に従って経営を行いましょう。

特定の従業員に依存する

フランチャイズ経営のエステサロンが失敗する要因として、特定の従業員に依存してしまうことが挙げられます。

たとえばスキルも高く、固定客がいる従業員に依存してしまうと、その従業員が退職したり、長期休暇に入ったりするタイミングで顧客も一緒に離れてしまいます。その結果、集客不足で経営が失敗する可能性もあるのです。

技術も高く、固定客がついている従業員がいたらサロンとしては嬉しいことですが、雇った従業員がいつまでも働いてくれるとは限りません。常にスタッフ全員のスキルアップを心がけ、スキルの偏りをできる限りなくす努力をしましょう。

フランチャイズ選びの失敗

フランチャイズでエステサロンを開業するなら、フランチャイズ本部は慎重に選びましょう。フランチャイザーの経営方針や施術方法、メニューなど自身の考えなどに合っているかどうかはとても重要です。

お客様にサービスを提供するうえで自身がおすすめできないと感じるような方針では、フランチャイザーとの関係も悪化し、経営が失敗に終わる可能性も出てくるでしょう。

またフランチャイズだとロイヤリティを支払う必要がありますが、ロイヤリティ料が極端に高いと開業後の経営を圧迫しかねません。

サロン運営にも自身のやる気にも関わってくるので、フランチャイズ選びで失敗しないようにしっかりと検討しましょう。

エステサロンをフランチャイズで開業するメリット3つ

エステサロンのフランチャイズは、開業すれば誰でも儲かるビジネスではありません。しかしその一方でメリットも存在します。

フランチャイズ開業したエステサロンのメリットは以下の3つです。

  • 本部のサポートを受けられる
  • 集客が見込める
  • 開業コストが抑えられる

本部のサポートを受けられる

フランチャイズの大きなメリットは、本部のサポートを受けられることです。

とくに初めての開業だと経営知識やノウハウがなく、本当に運営していけるのかと不安な方も少なくありません。その点、フランチャイズだと経営のノウハウやスキルアップの研修などエステサロンを運営するうえで必要なことを学べます。はじめて開業に挑戦する人やエステ業界の知識がまだあまりない人にとって、本部のサポートが受けられるのはとても心強いでしょう。

集客が見込める

フランチャイズで開業したエステサロンは、開業直後から集客が見込めるメリットもあります。

無名の個人経営サロンは、認知やお客様からの信頼獲得に時間がかかります。しかしフランチャイズ開業なら既に知られているブランド名やロゴから顧客の信頼や安心を得られるため、オープン直後でも集客が見込めるのです。

ただし集客が見込めるからといって、宣伝活動をしなくていいわけではありません。自身でも宣伝活動をしっかり行うことで、より効果的な集客が見込めるでしょう。

開業コストが抑えられる

フランチャイズでエステサロンを開業する場合、必要な機器や備品などは本部が用意してくれたり、一部経費を負担してくれたりなど、開業コストが抑えられることもあります。

また本部のブランド力があるため、個人経営よりもフランチャイズ経営の方が融資審査に通りやすいのも大きなメリットです。

まとまったお金を用意するのが難しかったり、自身の貯金を崩したくなかったりと資金調達に不安がある方は、フランチャイズ経営を視野に入れてみましょう。

エステサロンのフランチャイズ開業で成功率を上げるコツ3つ

エステサロンをフランチャイズで開業する際、成功率を上げるコツは以下の3つです。

  • フランチャイザーとの良好な関係を築く
  • 経営ノウハウを習得する
  • 十分な資金の準備する

それぞれ詳しく解説します。

フランチャイザーとの良好な関係を築く

フランチャイズで開業したエステサロンを成功させるには、フランチャイザーとの良好な関係は欠かせません。

フランチャイザーはすでにビジネスを成功させており、経営ノウハウや集客方法などを確立させている、いわばエステサロン運営のプロです。

本部から的確なアドバイスやサポートを受けるためにも、日頃からフランチャイザーとの良好な関係を築き、すぐに相談しやすい環境を作っておきましょう。また密にコミュニケーションをとっていると、サロン運営の状況を共有できているため、自身が気付かないことでもフランチャイザーから必要なサポートやアドバイスなどを受けられます。的確なアドバイスやサポートをすぐに受けられる環境は、エステサロンを成功させるうえで非常に役に立つでしょう。

経営のノウハウを習得する

フランチャイズ開業の場合でも、エステサロン経営のノウハウ習得は必須です。

フランチャイザーの研修やアドバイスなどはありますが、実際に現場でサロン運営をするのは自社のスタッフです。フランチャイザーに頼りっきりになるのではなく、経営者として自ら経営のノウハウを学ぶ努力は必要になります。経営知識がない状態で本部の言いなりに経営するよりも、経営のノウハウを習得したうえでサロン運営をするほうが成功率は上がるでしょう。

十分な資金の準備する

フランチャイズ開業を成功させるには、十分な資金の準備をしましょう。

フランチャイザーによっては補助金制度があったり、必要な機器を導入してくれたりと開業資金を抑えられることもありますが、開業後すぐにサロン運営が軌道にのるとも限りません。そのため、開業後6ヵ月分のサロン運営費を用意することをおすすめします。

フランチャイズの場合は、売上がなくてもロイヤリティの支払いは発生するため、十分な資金準備は必要です。

十分な資金の準備があれば、サロン経営が軌道にのる前に資金不足で閉業する心配も排除でき、成功率は上がるでしょう。

エステサロンのフランチャイズ加盟で注意すべきこと

エステサロンのフランチャイズ加盟で注意すべきことは、以下のとおりです。

  • 契約内容を確認する
  • フランチャイザーの運営方針を確認する

それぞれ詳しく解説します。

契約内容を確認する

フランチャイザーとの契約内容は、事前にしっかり確認しましょう。

とくに「サポート体制」「ロイヤリティの支払い方法」は入念に確認する必要があります。

サポート体制

フランチャイザーによってサポート体制も変わってきます。開業までのサポートなのか、開業後もサポートがあるのか、経営の相談に乗ってくれるのかなど、どの程度サポートしてくれるかを把握しておくことは大切です。

「何かあっても本部がサポートしてくれるから安心」と思っていても、実際には思っていたほどのサポートが受けられない場合もあります。契約する際にしっかりと確認しましょう。

ロイヤリティの支払い方式

フランチャイズでエステサロンを経営する場合、フランチャイザーへロイヤリティの支払いが発生します。

定額を支払う方式もあれば、売上によって支払い額が変わる方式もあります。とくに売上によって支払い額が変動する方式は、契約する際に算出方法などを把握しておくとよいでしょう。

開業後に「思っていた以上にロイヤリティの支払い額が多い」などと、ロイヤリティの支払いでサロン経営が苦しくならないためにも、契約前にきちんと確認することをおすすめします。

フランチャイザーの経営方針を確認する

フランチャイズでエステサロンを開業する場合、フランチャイザーの経営方針に従わなければなりません。そのため、フランチャイザーの経営方針やメニューなどが自身の考えとある程度合っているかは、エステサロンを運営していくうえで重要になってきます。

経営方針に従わない場合や、途中で解約する場合には、トラブル・違約金が発生することもあるため、フランチャイザーの経営方針はよく理解したうえで、納得して加盟する必要があるのです。

厳しいエステ業界で成功するには経営知識を身に付けることが重要

エステサロンのフランチャイズ開業で失敗する要因や、フランチャイズ開業のメリットなどを解説しました。

他の業種より比較的開業しやすいため競争が激しいエステサロン運営ですが、フランチャイズ運営の特徴を把握し、成功するコツを実践するとサロン経営の成功率も上がります

またフランチャイズ経営だと本部からのサポートもありますが、現場で実際に運営するのは自分自身です。自ら経営知識を身に付けることがサロン運営の成功につながります。

ぜひ本記事を参考にエステのフランチャイズ開業を成功させましょう。

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